花子とアン １４４話 あらすじ＆ネタバレ [第２４週 あらすじ＆ネタバレ]
花子とアン １４４話 あらすじ＆ネタバレ ９月１３日(土）
「生きている証（あかし）」
純平の帰郷
空襲が激しくなる中、花子は家中の
原稿用紙を集めて「ANNE OF GREEN GABLES」の
翻訳に取り掛かった。
一方、宮本家の蓮子の元には
一年ぶりに純平が帰宅した。
「特別休暇がもらえましたので。」
と言う純平の言葉に、不吉な意味を感じながらも
蓮子は笑顔で迎えるのだった。
浪子の仏前で帰宅の報告をする純平。
蓮子は純平がどこで訓練しているのか
尋ねるが、軍規だから話せないと言う。
すっかり軍人らしくなった純平。
明日の午後立つと言う純平に、
せめて今夜は自宅で過ごせることを
喜ぶ蓮子だった。
純平のために
蓮子は久しぶりにかよの店を訪ねる。
帰宅した純平のために、何か食べさせてやりたいが
家には何も無いので、食材を分けてもらいに来たのだった。
蓮子が事情を話すと、かよは
「分かりました。そういうことなら。」
笑顔で受け会った。
純平、花子を訪ねる
一方、蓮子の留守中に純平は
村岡家を訪ねるのだった。
花子は純平に蓮子と
しばらく会っていない事を話した。
純平はそのことを察していたと言う。
以前は、花子たちの話をよくしていた蓮子が
突然、話さなくなったので、
何かあったと感じていたのだった。
花子はお互い譲れないことがあり、
衝突してしまったことを話す。
純平はうちの両親は変わっているから
仕方ないと笑いつつも、
「母の事が心配です。
花子おばさま、何かあった時は
母を助けてやって下さい。」
と、花子に蓮子のことを託すのだった。
帰ろうとする純平を呼び止め、
花子は吉平の作った葡萄酒を渡す。
「お母様のお好きな葡萄酒よ。」
そして、歩が生きていたら、今頃
純平と同じように兵隊になって、
出征していたはずだと思いを馳せる。
「お母様のために、必ず帰って来なさい。」
そんな花子に純平は
「母の事、どうかどうか、
よろしくお願いします。」
と頭を下げ、帰っていくのだった。
宮本家の一家団欒
純平が帰ると、蓮子がお鍋を作って
待っていた。
あまりのご馳走に驚く純平。
そこへ富士子が帰宅し、
久しぶりに３人が揃った宮本家。
蓮子が純平の持っていた葡萄酒に気付く。
純平は大学時代の友人から
もらったと嘘をつくのだった。
母と息子
夜、繕いものをする蓮子の傍らで
葡萄酒を飲む純平。
「その葡萄酒は甲府のではないかしら。」
蓮子がそう言うと、純平は花子に会って来たことを
素直に認めるのだった。
そして、蓮子のことを頼んできたと言い
「花子おばさまに言われました。
お母様のためにも無事に帰って来なさいと。
でもぼくはお母様や富士子のために
戦って死ぬなら、悔いはありません。」
と笑顔で言うのだった。
「純平、親より先に死ぬくらい
親不孝なことは無いのよ。」
と諌める蓮子。
「お母様、そんなこと言わないで下さい。」
純平は覚悟しているようだった。
明日は笑顔で送り出してほしいと言う
純平だった。
別れ
「お母様、行ってまいります。」
笑顔で出発する純平。
「純平！
武運長久を…祈っています。」
涙をこらえ、笑顔で笑顔で送り出す蓮子だった。
「はいっ！」
嬉しそうに返事をした純平は、
颯爽と軍に戻っていくのだった。
東京大空襲
１９４５年（昭和２０年）４月１５日
夜、花子が翻訳をしていると、
突如空襲警報が鳴り響いた。
大声で美里を呼び、ラジオをつける花子。
相模湾から敵機の進撃が始まり、
東京にもやって来ると言う。
英治は夜勤で不在だった。
花子がカーテンを開け、空を仰ぐと
暗闇の空一面に、敵機の姿が。
二人は防空頭巾を被り、避難の準備をする。
と、爆発音がし、窓ガラスが吹き飛んだ。
振り返ると書斎の窓ガラスが割れ、
机の上の本に火が燃え移っている。
花子はクッションで炎を払い、
赤毛のアンの原書と辞書を抱え、
美里を連れて家を出る。
町は大八車を押し、逃げ惑う人々で
大混雑していた。
そこに容赦なく降りかかる焼夷弾。
瞬く間に住宅街は炎に包まれる。
花子は美里の防空頭巾を
防火用の水で濡らし、
燃えるのを防いだ。
雨のように降るしきる焼夷弾の中を逃げ惑いながら、
花子は自分が生きた証として、
この本だけは訳したいと願うのだった。
⇒１話のあらすじ＆ネタバレへ
⇒１４３話のあらすじ＆ネタバレへ
⇒１４５話のあらすじ＆ネタバレへ
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「生きている証（あかし）」
純平の帰郷
空襲が激しくなる中、花子は家中の
原稿用紙を集めて「ANNE OF GREEN GABLES」の
翻訳に取り掛かった。
一方、宮本家の蓮子の元には
一年ぶりに純平が帰宅した。
「特別休暇がもらえましたので。」
と言う純平の言葉に、不吉な意味を感じながらも
蓮子は笑顔で迎えるのだった。
浪子の仏前で帰宅の報告をする純平。
蓮子は純平がどこで訓練しているのか
尋ねるが、軍規だから話せないと言う。
すっかり軍人らしくなった純平。
明日の午後立つと言う純平に、
せめて今夜は自宅で過ごせることを
喜ぶ蓮子だった。
純平のために
蓮子は久しぶりにかよの店を訪ねる。
帰宅した純平のために、何か食べさせてやりたいが
家には何も無いので、食材を分けてもらいに来たのだった。
蓮子が事情を話すと、かよは
「分かりました。そういうことなら。」
笑顔で受け会った。
純平、花子を訪ねる
一方、蓮子の留守中に純平は
村岡家を訪ねるのだった。
花子は純平に蓮子と
しばらく会っていない事を話した。
純平はそのことを察していたと言う。
以前は、花子たちの話をよくしていた蓮子が
突然、話さなくなったので、
何かあったと感じていたのだった。
花子はお互い譲れないことがあり、
衝突してしまったことを話す。
純平はうちの両親は変わっているから
仕方ないと笑いつつも、
「母の事が心配です。
花子おばさま、何かあった時は
母を助けてやって下さい。」
と、花子に蓮子のことを託すのだった。
帰ろうとする純平を呼び止め、
花子は吉平の作った葡萄酒を渡す。
「お母様のお好きな葡萄酒よ。」
そして、歩が生きていたら、今頃
純平と同じように兵隊になって、
出征していたはずだと思いを馳せる。
「お母様のために、必ず帰って来なさい。」
そんな花子に純平は
「母の事、どうかどうか、
よろしくお願いします。」
と頭を下げ、帰っていくのだった。
宮本家の一家団欒
純平が帰ると、蓮子がお鍋を作って
待っていた。
あまりのご馳走に驚く純平。
そこへ富士子が帰宅し、
久しぶりに３人が揃った宮本家。
蓮子が純平の持っていた葡萄酒に気付く。
純平は大学時代の友人から
もらったと嘘をつくのだった。
母と息子
夜、繕いものをする蓮子の傍らで
葡萄酒を飲む純平。
「その葡萄酒は甲府のではないかしら。」
蓮子がそう言うと、純平は花子に会って来たことを
素直に認めるのだった。
そして、蓮子のことを頼んできたと言い
「花子おばさまに言われました。
お母様のためにも無事に帰って来なさいと。
でもぼくはお母様や富士子のために
戦って死ぬなら、悔いはありません。」
と笑顔で言うのだった。
「純平、親より先に死ぬくらい
親不孝なことは無いのよ。」
と諌める蓮子。
「お母様、そんなこと言わないで下さい。」
純平は覚悟しているようだった。
明日は笑顔で送り出してほしいと言う
純平だった。
別れ
「お母様、行ってまいります。」
笑顔で出発する純平。
「純平！
武運長久を…祈っています。」
涙をこらえ、笑顔で笑顔で送り出す蓮子だった。
「はいっ！」
嬉しそうに返事をした純平は、
颯爽と軍に戻っていくのだった。
東京大空襲
１９４５年（昭和２０年）４月１５日
夜、花子が翻訳をしていると、
突如空襲警報が鳴り響いた。
大声で美里を呼び、ラジオをつける花子。
相模湾から敵機の進撃が始まり、
東京にもやって来ると言う。
英治は夜勤で不在だった。
花子がカーテンを開け、空を仰ぐと
暗闇の空一面に、敵機の姿が。
二人は防空頭巾を被り、避難の準備をする。
と、爆発音がし、窓ガラスが吹き飛んだ。
振り返ると書斎の窓ガラスが割れ、
机の上の本に火が燃え移っている。
花子はクッションで炎を払い、
赤毛のアンの原書と辞書を抱え、
美里を連れて家を出る。
町は大八車を押し、逃げ惑う人々で
大混雑していた。
そこに容赦なく降りかかる焼夷弾。
瞬く間に住宅街は炎に包まれる。
花子は美里の防空頭巾を
防火用の水で濡らし、
燃えるのを防いだ。
雨のように降るしきる焼夷弾の中を逃げ惑いながら、
花子は自分が生きた証として、
この本だけは訳したいと願うのだった。
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