花子とアン １４５話 あらすじ＆ネタバレ

花子とアン　１４５話　あらすじ＆ネタバレ　９月１５日(月）


「どんな朝でも美しい」

空襲の翌日


花子と美里はももと、東京に帰省していた

直子と４人で村岡家に帰って来た。



昨夜の空襲で、青凛社は焼けてしまった。



村岡家は辛くも全焼を免れていた。



そこへ英治と旭が帰って来た。



互いの無事を抱き合って喜んだ。



英治たちは工場が爆撃を受けたため、

逃げてきたと言う。



かよの安否はまだ確認できていなかった。


焼けてしまったかよの店


花子の書斎を片付ける家族たち。



幸いにも炎が燃え広がらなかったため、

無事な書物もあった。



大切な本は英治が防空壕へ入れておいたのだ。



と、そこへかよがやって来た。



妹の無事を喜ぶ花子。


「お姉やん…。

私の店、焼けてしまったの。」



そう言うと、かよの店の周辺が空襲で

焼けてしまい、何も残っていないことを

涙ながらに語った。



自分の命より大切だとかよが言っていた

店が全焼してしまった…。



花子はかよをただただ、抱きしめるのだった。



龍一の帰宅


その頃、宮本家では配給されたさつま芋を

料理しようとしていた。



「また、お芋…。」

と言う富士子に、蓮子は自分はさつま芋が

大好きだと言う。



龍一が昔よく焼き芋を買ってくれた

思い出があるからだった。



そんな話をしていると、龍一が帰って来た。



東京が空襲に遭っていると聞いて、

心配になったのだった。



妻と娘を抱きしめて、

「ただいま。」と言う龍一。



負けない花子


花子が翻訳していたアンの原稿は、

一部空襲で焼けてしまった。



残念がる英治だったが、花子は

原書と辞書が無事なら、

また書き直せるとへこたれない。



「何十回爆弾を落とされようと、

私、この翻訳を完成させるわ。」

そう言うと、原稿用紙に向かうのだった。


ペンを走らせながら、花子は蓮子や亜矢子、

みんなが無事であるか心配するのだった。



アンのお話


美里は空襲を心配しながら床に入った。



「どんなに不安で暗い夜でも、

必ず朝がやって来る。


アンも言ってるわ。

朝はどんな朝でも美しいって。」


そう言うと、美里はアンのお話をねだった。



花子は笑顔で頷くと、アンの本を読み始めた。



花子の語るアンの話に、美里も英治も、

そしてかよも、耳を傾けるのだった。



小さい花子との出会い

花子はアンの翻訳を続けた。



「アンて、私によく似てる。」

そう言いながら、翻訳する花子の傍らに

小さい頃の花子が佇んでいた。



「グッドイブニング！花子。」

とその小さい花子は言った。



花子は驚いた。

「てっ！？あなた…私？はな？」

と尋ねると小さい花子怒って

「はなじゃねえ！

おらのことは花子と呼んでくりょう！」

と言い切るのだった。


「てっ！やっぱり私だ。」

と慌てる花子。



アンの本に興味を持つ小さい花子。



花子はアンの話がどんな内容なのか

話して聞かせるのだった。



アンがどんな少女なのか、そしてどこが

自分達と似ているかなどを話した。



小さい花子は大興奮し、このお話はいつ

本になるのかと尋ねてきた。



「それは…、分からないの。

本にできるかどうかも分からないわ。」

そう答える花子だったが、

自分の中のアンが励ましてくれるから

翻訳を続けるのだと説明した。



そしてアンの言葉を口にした。

「曲がり角を曲がった先に何があるかは分からないの。

でも、きっと一番良い物に違いないの。」

そう言って、微笑み合う花子と小さい花子。


すると、外から鐘の音が鳴り響くのでした。



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