花子とアン １４７話 あらすじ＆ネタバレ [第２５週 あらすじ＆ネタバレ]
花子とアン １４７話 あらすじ＆ネタバレ ９月１７日(水）
「どんな朝でも美しい」
哀しい再会
純平戦死の知らせを聞き、
蓮子を心配した花子は宮本家を訪ねる。
しかし、出てきた蓮子に
純平が死んだのは花子のせいだと責められる。
「お願い！純平を還してちょうだい！」
そう言って泣き崩れる蓮子。
そっと蓮子の腕を取る花子だったが、
蓮子はものすごい勢いで払いのけると、
「あなのせいで…あなたのせいで純平が！」
と言いながら、逆に花子の腕を掴みかかり
「還して！還してちょうだい！！」
と叫ぶのだった。
家中から龍一が飛び出してきて蓮子を止めた。
そして、純平が死んだのは花子のせいでは無く
戦争のせいだと言い切るのだった。
「花子さん、申し訳ありませんが、
今日はお帰り下さい。」
龍一はそれだけ言うと、蓮子のの肩を抱き、
家の中へ入って行った。
花子はその場に呆然と立ちすくむのだった。
吉太郎との再会
とぼとぼと帰宅する花子。
村岡家の前では、吉太郎が花子を待っていた。
久しぶりの兄との再会だった。
吉太郎は、花子から家族の無事を聞くと
ほっとしたようだった。
みんな吉太郎を心配していたと言うと、
「色々忙しくてな。」
とお茶を濁す吉太郎。
「…醍醐さんはどうしてる？」
と尋ねる吉太郎に花子は、
亜矢子が南方から帰って会ったきり、
その後は会えていないと話した。
吉太郎の身を案じる花子に吉太郎は
「俺たちは戦争に負けたんだ。
どうなっても仕方ないさ。」
と言って、俯くのだった。
お茶も出していなかったことに
気付いた花子は、防空壕にお菓子があるからと
取りに出る。
しかし、その間に吉太郎は黙って帰ってしまった。
偶然の再会
一人、闇市の中を歩く亜矢子。
偶然、吉太郎が人混みの中にいることに気付く。
「吉太郎さん！」
呼び止める亜矢子。
お互いの無事を喜び合う二人。
しばしの沈黙の後、吉太郎が切り出した。
「もう…自分の事は心配しないで下さい。
醍醐さん…あなたに会えてよかった。」
「吉太郎さん、どこかへ行ってしまわれるんですか？」
「…いえ。自分には行く所なんてありません。
すいません、これで失礼します。」
そう言うと、その場を立ち去ろうとする。
追いかける亜矢子に吉太郎は
「どうか幸せになって下さい。」
と言って、去ってしまった。
純平の足音
蓮子は相変わらず縁側に座っている。
手には純平の写真が。
幼い頃から、別れの日までの純平の姿を
思い出している蓮子。
何日も何も食べていない蓮子の身を
心配した富士子が、夕食を勧めるが、
蓮子は首を横に振るだけだった。
その時、玄関の扉を叩くような音が。
「純平？純平なの？」
そう言いながら、蓮子は玄関へ。
「帰ってきてくれたの！？」
しかしそれは、ガラス戸をなぶる
風のいたずらだった。
蓮子は純平の足音を探すが、
ただ落ち葉が舞うばかり。
その場に泣き崩れる蓮子だった。
出版の話
ある日、村岡家に梶原と小鳩書房で
児童文学の編集をしている小泉晴彦が
やって来た。
梶原は富山先生と結婚していた。
戦争で家は焼けてしまったが、
富山の実家に身を寄せているという。
小泉は子供の頃、「にじいろ」のファンだったと
言って、花子と英治を喜ばせる。
その小泉が花子の翻訳したものを
自分の出版社で出したいという。
すぐに出版したいので、翻訳が終わっている
原稿が欲しいと言う小泉。
花子は書斎から原稿を持ってくる。
小泉に出したのはストウ夫人の
「アンクル・トムの小屋」だった。
戦前に翻訳したものだか、
戦争で出版見合わせになったものだ。
「ありがとうございます！」
という小泉に、花子はもう1つの原稿を出した。
「こちらは翻訳し終わったばかりのものなんです。」
アンの原稿だった。
果たして、小泉の反応は…？
⇒１話のあらすじ＆ネタバレへ
⇒１４６話のあらすじ＆ネタバレへ
⇒１４８話のあらすじ＆ネタバレへ
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「どんな朝でも美しい」
哀しい再会
純平戦死の知らせを聞き、
蓮子を心配した花子は宮本家を訪ねる。
しかし、出てきた蓮子に
純平が死んだのは花子のせいだと責められる。
「お願い！純平を還してちょうだい！」
そう言って泣き崩れる蓮子。
そっと蓮子の腕を取る花子だったが、
蓮子はものすごい勢いで払いのけると、
「あなのせいで…あなたのせいで純平が！」
と言いながら、逆に花子の腕を掴みかかり
「還して！還してちょうだい！！」
と叫ぶのだった。
家中から龍一が飛び出してきて蓮子を止めた。
そして、純平が死んだのは花子のせいでは無く
戦争のせいだと言い切るのだった。
「花子さん、申し訳ありませんが、
今日はお帰り下さい。」
龍一はそれだけ言うと、蓮子のの肩を抱き、
家の中へ入って行った。
花子はその場に呆然と立ちすくむのだった。
吉太郎との再会
とぼとぼと帰宅する花子。
村岡家の前では、吉太郎が花子を待っていた。
久しぶりの兄との再会だった。
吉太郎は、花子から家族の無事を聞くと
ほっとしたようだった。
みんな吉太郎を心配していたと言うと、
「色々忙しくてな。」
とお茶を濁す吉太郎。
「…醍醐さんはどうしてる？」
と尋ねる吉太郎に花子は、
亜矢子が南方から帰って会ったきり、
その後は会えていないと話した。
吉太郎の身を案じる花子に吉太郎は
「俺たちは戦争に負けたんだ。
どうなっても仕方ないさ。」
と言って、俯くのだった。
お茶も出していなかったことに
気付いた花子は、防空壕にお菓子があるからと
取りに出る。
しかし、その間に吉太郎は黙って帰ってしまった。
偶然の再会
一人、闇市の中を歩く亜矢子。
偶然、吉太郎が人混みの中にいることに気付く。
「吉太郎さん！」
呼び止める亜矢子。
お互いの無事を喜び合う二人。
しばしの沈黙の後、吉太郎が切り出した。
「もう…自分の事は心配しないで下さい。
醍醐さん…あなたに会えてよかった。」
「吉太郎さん、どこかへ行ってしまわれるんですか？」
「…いえ。自分には行く所なんてありません。
すいません、これで失礼します。」
そう言うと、その場を立ち去ろうとする。
追いかける亜矢子に吉太郎は
「どうか幸せになって下さい。」
と言って、去ってしまった。
純平の足音
蓮子は相変わらず縁側に座っている。
手には純平の写真が。
幼い頃から、別れの日までの純平の姿を
思い出している蓮子。
何日も何も食べていない蓮子の身を
心配した富士子が、夕食を勧めるが、
蓮子は首を横に振るだけだった。
その時、玄関の扉を叩くような音が。
「純平？純平なの？」
そう言いながら、蓮子は玄関へ。
「帰ってきてくれたの！？」
しかしそれは、ガラス戸をなぶる
風のいたずらだった。
蓮子は純平の足音を探すが、
ただ落ち葉が舞うばかり。
その場に泣き崩れる蓮子だった。
出版の話
ある日、村岡家に梶原と小鳩書房で
児童文学の編集をしている小泉晴彦が
やって来た。
梶原は富山先生と結婚していた。
戦争で家は焼けてしまったが、
富山の実家に身を寄せているという。
小泉は子供の頃、「にじいろ」のファンだったと
言って、花子と英治を喜ばせる。
その小泉が花子の翻訳したものを
自分の出版社で出したいという。
すぐに出版したいので、翻訳が終わっている
原稿が欲しいと言う小泉。
花子は書斎から原稿を持ってくる。
小泉に出したのはストウ夫人の
「アンクル・トムの小屋」だった。
戦前に翻訳したものだか、
戦争で出版見合わせになったものだ。
「ありがとうございます！」
という小泉に、花子はもう1つの原稿を出した。
「こちらは翻訳し終わったばかりのものなんです。」
アンの原稿だった。
果たして、小泉の反応は…？
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